三国志武将列伝 三国志グッズ購入ガイド


三国志に最初に触れるきっかけとなったものは、 小説、ゲーム、テレビ番組など人によって様々だと思います。 そこから「もっと三国志の作品に触れたい」「もっと三国志のことが知りたい」 と思った際にネットで調べる以外では本やゲーム、DVDを買うなどができますが、 いずれもお金がかかるケースが多いです。

そこで管理人が保持していたり、触れたことのある主要な三国志の 書籍、ゲーム、映像作品などについて(ネタばれしない程度に)その特徴 を紹介・解説したいと思います。

ゲームや映像作品は三国志の基礎知識が無くても充分楽しめるかと思いますが、 一部の小説や多くの解説書に関しては本によって難易度がかなり違いますので、 三国志の基礎知識の理解度の目安を以下のように決め、 それぞれの本等がどの読者層に合っているかを示してみることにします。

Lv.1 - 三国志についてほとんど知らない
Lv.2 - ゲームや小説・マンガなどで断片的に三国志を知っている
Lv.3 - ある小説かマンガを一つ読破し、三国志のあらすじを大まかに把握している
Lv.4 - 複数の小説・マンガを読破し、正史「三国志」と「三国志演義」が違うことを知っている
Lv.5 - 正史「三国志」を読破し、「三国志演義」との相違点を指摘できる
Lv.6 - 正史「三国志」、「三国志演義」を熟読しており、後漢〜魏晋の時代背景と絡めて三国時代を理解している
Lv.7 - Lv.6に加えて漢文を読解でき、三国志だけでなく幅広く古代中国史に精通している(研究者レベル)

少しでも三国志グッズの購入の際の参考になればと思います。
「三国志武将列伝」管理人 織風斎


目次


小説編

代表作品を一つ挙げるなら、吉川英治氏の「三国志」を挙げたいと思います。

著者は「三国志」のほかにいずれも大河ドラマ化された「宮本武蔵」「私本太平記」「新・平家物語」 などの作品がある昭和を代表する歴史小説作家の一人です。

吉川英治の「三国志」は昭和14年〜15年にかけて朝日新聞に連載され人気を博しました。 それ以降、三国志関連の小説の代表作として現在に至るまで評価も高く、広く受け入れられている 作品と言えるでしょう。文庫本で全8巻の長編です。

ストーリーは「三国志演義」をベースに当時の日本人向けにアレンジされています。 一部吉川氏の創作したエピソードもありますが、概ね「三国志演義」の通りです。 また横山光輝の漫画「三国志」は吉川英治が原作となっています。

代表的な三国志の小説としては

などが挙げられます。いずれの小説もLv.1からLv.7の方まで楽しめると思います。
[目次へ][Lv.説明へ]

「三国志演義」翻訳本編

本来は「三国志演義」も小説の分野に入るのですが、基本的にどの小説も程度の差はあれ 「三国志演義」を参考にしているので言わば「原作」にあたります。 そこで「三国志演義」の翻訳は独立した章を設けました。

「三国志演義」は明の時代に成立した中国の小説で「水滸伝」「西遊記」「金瓶梅」と共に 「四大奇書」と称されています。ちなみに中国では「三国演義」と呼ばれます。 作者は羅貫中と言われていますが他に諸説あってはっきりしません。 「三国志」「後漢書」などの歴史書や宋・元の時代の講談のメモを 収集・再編さんして次第に作られたものだとも推測されています。

上記のような成立過程により、ストーリーは歴史書の「三国志」や「後漢書」などの 大枠からは外れませんが、勧善懲悪が強調されて悪役の曹操やその部下が悪く描かれ、 それに対して主人公役の劉備とその部下が良く(そしてスーパーマンのように強く)描かれる 傾向があります。華々しい一騎打ちや孔明が魔術師のように活躍する描写などは 大衆の好みに合わせて何百年もかけて作られていきました。その集大成が「三国演義」なのです。

「三国演義」の翻訳としては以下が代表的な作品です。

Lv.1の方でも問題ないと思いますが、Lv.3くらいの方だと自分の知っている三国志と、 古来から楽しまれていた三国志との比較が出来てさらに味わい深いかと思います。
[目次へ][Lv.説明へ]

マンガ編

代表作品を一つ挙げろ、と言われるならば横山光輝氏の「三国志」を挙げたいと思います。


(左側が新書版(全60巻)、右側が文庫版(全30巻))

この作品は吉川英治の小説「三国志」をベースにしており現在までもスタンダードな 三国志漫画作品として愛好されています。

三国時代を扱ったマンガには様々なものがありますが、黄巾の乱から三国鼎立までを 通史的に描いて完結している代表作としては以下が挙げられます。

また現在連載中のものや、三国時代を題材としたマンガの代表作もいくつか挙げておきます。

いずれもLv.1の方から楽しめます。横山光輝は60巻と非常に長いので ギャグ漫画に抵抗が無ければSWEET三国志もオススメです(やや時代を感じさせる ネタも多いですが)。
[目次へ][Lv.説明へ]

レッドクリフ特集

2008年11月に公開されたジョン・ウー監督、トニー・レオン主演の映画「レッドクリフ」第1部。赤壁の戦いに至るまでの曹操の荊州への侵攻、 および劉備軍の撤退劇と呉と同盟を結んで強大な曹操軍に対峙するまでが描かれます。レッドクリフ公式サイトはこちら。三国志映画の定番と今後はなるでしょう。管理人も見に行きましたがオススメです!

なお実際の赤壁の戦い本編となる第2部は2009年4月頃の公開予定です。

[DVD] レッドクリフ Part I スタンダード・エディション

[DVD]レッドクリフ Part I コレクターズ・エディション

レッドクリフ公式ビジュアルBOOK

おそらく今後は三国志の世界に人々が入っていく代表的作品の一つとなるのでしょう。もちろんLv.1の方から誰でも推奨!
[目次へ][Lv.説明へ]


その他映像作品編

NHKの人形劇や中国のドラマなどが代表的ですが、いずれも長編ですので全編入手したい 場合は相当な出費となります。
いずれもLv.1から楽しめますが、人形劇三国志は島田紳助と松本竜介がそれぞれ 紳々(シンシン)、竜々(ロンロン)というオリジナルキャラに扮して劇中で解説を 入れていくので非常に親切で分かりやすいです。
[目次へ][Lv.説明へ]

解説書・ムック・専門書編

三国志とその時代を解説した本の中で、自分が所持しているものの中のオススメを紹介します。 小説やマンガを1作品読み終えた後にこれらの解説書を読むとさらに理解が深まると思います。

  1. 歴史群像シリーズ18「三国志」 上巻下巻 学研 1990 (Lv.2Lv.7向け)
  2. 歴史群像中国戦史シリーズ「真 三国志」1〜3巻 学研 2000 (Lv.2Lv.7向け)
    ⇒全般的な内容のムック本。絵、地図などが豊富。
  3. 「三國志III武将FILE」 光栄 1992 (Lv.2Lv.5向け)
    ⇒武将FILEはどれも同じような内容だが、収録人物が多く古いうちから演義と正史を分けて記述した功績がある。
  4. NHK漢詩紀行(三) NHK出版 1994 (Lv.2Lv.5向け)
    ⇒三国時代の漢詩に触れるには手軽。
  5. 「図解雑学 三国志演義」渡辺義浩 ナツメ社 2007 (Lv.3Lv.7向け)
    ⇒演義の概要、成立過程を絵や図を用いて分かりやすく説明した良解説書。
  6. 「三国志人物事典」渡辺精一 講談社 1989 (Lv.3Lv.7向け)
    ⇒演義ベースの人物事典(五十音順)として非常に有用です。
  7. 「三国志 きらめく群像」 高島俊男 ちくま文庫 2000 (Lv.3Lv.7向け)
    ⇒正史「三国志」に関する入門的な解説書として最適。
  8. 中国の歴史04「三国志の時代」 金文京 講談社 2005 (Lv.3Lv.7向け)
    ⇒中国史の流れの中で三国志の時代を説明。この巻だけで充分三国時代前後の歴史が分かる。
  9. 「図解雑学 三国志」渡辺義浩 ナツメ社 2002 (Lv.4Lv.7向け)
    ⇒正史「三国志」および三国時代前後の概要を絵や図を用いて分かりやすく説明した良解説書。
  10. 「三国志演義」井波律子 岩波新書 1994 (Lv.4Lv.7向け)
    ⇒演義の成立過程、および各人物の描写を考察した良書。
  11. 「三国志実録」吉川幸次郎 ちくま学芸文庫 1997 (Lv.4Lv.7向け)
    ⇒曹操・曹植を中心とした三国時代の建安文学を作品と共に解説。
  12. 「三国志 中国伝説のなかの英傑」殷占堂/施勝辰 岩崎美術社 1999 (Lv.4Lv.7向け)
    ⇒三国時代の民話・説話を水墨画調の挿絵で彩る。
  13. 「曹操 魏の武帝」石井仁 新人物往来社 2000 (Lv.5Lv.7向け)
    ⇒曹操の一生を通じてこの時代を考察。
  14. 「西晉の武帝 司馬炎 (中国歴史人物選)」福原啓郎 白帝社 1995 (Lv.5Lv.7向け)
    ⇒司馬懿・司馬師・司馬昭・司馬炎と4代受け継がれた晋の成立過程を解説。
  15. 「関羽伝」今泉恂之介 新潮選書 2000 (Lv.5Lv.7向け)
    ⇒関羽の一生、およびその後の神格化までを解説。
  16. 「三国志 正史と小説の狭間」満田剛 白帝社 2006 (Lv.5Lv.7向け)
    ⇒後漢末〜呉滅亡までの歴史を様々な視点から考察。

[目次へ][Lv.説明へ]

正史、その他書籍翻訳本

陳寿の「三国志」以外にもいくつか日本語に翻訳されている歴史書があります。 三国志のあらすじが分かってくると、実際にどの部分が演義などの創作で、 どの部分が歴史書の記述にもあるのか気になってくると思います。 ちくま学芸文庫から出ている「正史 三国志」が陳寿の「三国志」の翻訳としては 現状は決定版と言えます。

陳寿の「三国志」は「魏書」「蜀書」「呉書」の三部に分かれています。 自分の知りたい人物の列伝が入っている巻を買えばその人物の概要は 分かりますが、「三国志」は紀伝体という形式で書かれているので 場合によっては他の巻を見る必要も出てきます。 全部購入できない場合は自分の興味がある巻と、人物索引が載っている 八巻をまず購入し、余裕が出来たら他の巻も揃えていってもよいでしょう。

その他、三国志の時代を扱った歴史書で翻訳されているものには以下があります。

また正史「三国志」の注として裴松之が様々な文献から引用を行っていますが、 その元ネタの文献で、現在も残っており翻訳がなされているものがあります。
[目次へ][Lv.説明へ]

ゲーム編 戦略シミュレーション

コーエーの「三國志」シリーズが有名ですが、他にナムコ(現バンダイナムコゲームズ)の シリーズも定評があります。

[目次へ][Lv.説明へ]

ゲーム編 アクションゲーム

やはりコーエーの3Dタクティカル・アクション「真・三國無双」シリーズが有名です。 PSPやDSなどの携帯機にも移植されています。 一昔前の作品ではありますが、アーケードゲームからの移植であるカプコンの 横スクロール式アクションの「天地を喰らうII 赤壁の戦い」も人気がある作品でした。

[目次へ][Lv.説明へ]

ゲーム編 その他


[
目次へ][Lv.説明へ]

フィギュア・Tシャツ・雑貨類

三国志グッズのオンラインショップたち。

[目次へ][Lv.説明へ]

三国志武将列伝へ戻る